札幌は宮の森にある、《宮の森アルケミストコーヒー》は当ブログでも何回もご紹介している、MAYAの大好きなお店です。
高いけれどめちゃくちゃ美味しかったニカラグアが終売し、新しく「ケニア・キアマバラAB」が登場したので、皆さんにもご褒美コーヒーの新定番として楽しんでいただけたらなと思い、ご紹介します。
中深煎りのニカラグア、ナチュラル精製のお陰で甘くてほろ苦くて、酸味がきつくなくてとてもとてもとても美味しかったので、終売が寂しいです……。
またアルケミストさんの中深煎り、出ないかなぁ。
大好きなアルケミストコーヒーの新豆が出ました!
さてさて、今日ご紹介するのは、お馴染み宮の森アルケミストコーヒーの新豆です。
アルケミストコーヒーさんは、現在オンラインストア送料無料のサービス中です。1袋(200g)だけ買っても送料無料、なんて、コーヒー業界では破格のサービスです。
(通常は5,000円以上の購入で送料無料になります)
1袋だけ買ってお試しに飲んでみる、ということがしやすいので、買うなら今がチャンスですよ。
でもMAYAはなるべく5,000円以上になるように買っています。
通常5,000円から送料無料に設定しているということは、お店の利益がちゃんと出る境目が5,000円からなのかなぁと思うので……。
アルケミストコーヒーさんの豆はミシュラン料理店でも提供されるくらい、美味しい豆です。
ちょっとお値段が張る銘柄もありますけれど、買って間違いの無いお味なので、何種類か買ってみても良いと思いますよ!
で、新しく登場した豆がこちらです。
「ケニア・キアマバラAB 中煎り」
産地はニエリ県カラティナ近郊、ムガガ農協のコーヒーファクトリーで処理された豆になります。
“ジューシー”と表現されているこの豆。生産処理はウォッシュドで、柑橘系の酸味が感じられます。
ちなみに、ABというのは、コーヒー豆のグレードを表しています。
ケニアのコーヒー豆は粒の大きさ(スクリーンサイズ)と形状ごとに等級が決められていて、AAが一番粒の大きいサイズ、ABはAAより少し小さい豆も混じっているサイズになります。
豆知識~ケニアのコーヒー豆の等級について
ケニアのコーヒー豆の等級について、ご説明します。
今回の「ケニア・キアマバラAB」の味を早く知りたい方は、項目を飛ばして読んでくださいね↓↓
ケニアのコーヒー豆の等級一覧
- PB – コーヒーチェリー1個につき1つしかない丸みのある豆
- AA – 7.20mmの篩にかけられた大粒のコーヒーチェリー
- AB – 6.80mmの篩にかけられたA等級とB等級のコンビネーション
- C – Bよりも小粒のコーヒーチェリー
- E – Elephant(エレファント)サイズ、すなわち最大サイズのコーヒーチェリー
- TT – 全てのサイズの篩から落とされたコーヒーチェリー
- T – 最小、最軽量のコーヒーチェリー。
(ウィキペディアより引用)
PBはピーベリーという、豆の形状に関する等級です。
コーヒー豆は本来コーヒーチェリー1個につき2つ入っているのですが、ピーベリーはそれが1個しかなく、ラグビーボールのような形をしています。
普通の豆と混ざってしまうと焙煎度合いにばらつきが出てしまうため欠点豆とされていますが、ピーベリーだけを集めれば焙煎にばらつきは出ず、その希少性から近年需要が高まっているそうです。
大きさごとのランクで言うと、AAが一番粒が揃っていて、ABは2番目のランクになります。
今回飲む「ケニア・キアマバラAB」は、2番目のランクの豆ということになります。
ちょっと値段は高いので、ご褒美コーヒーに
宮の森アルケミストコーヒーのコーヒー豆は、豆によって3種類の価格に分かれます。
ズバリ200gで1,740円、2,380円、2,740円です。(全て税抜き価格です)
「ケニア・キアマバラAB」はこの中で最もお値段の高い、2,740円。
デイリーで飲むコーヒーにはちょっと(いや、かなり)お高いな……と思うので、これは特別な時の、ご褒美コーヒーに良さそうですね。
前のニカラグアも、小さなお祝いごとの時なんかに購入しました。
手作りブラウニーに合わせたニカラグア、と~~~っても美味しかったです♡
ケニア・キアマバラABのお味は?
では、気になる「ケニア・キアマバラAB」を飲んだ感想をご紹介します。
MAYAは最近買ったORIGAMIドリッパーやフレンチプレスでこのコーヒーを飲んでみました。
飲んでみての感想は……
苦みのあるオレンジを食べた時のように、本当にジューシー!
ブラッド・オレンジ・スパイシーのような風味が口の中で全体に広がっていきます。
とアルケミストコーヒーのサイトでも紹介されていましたが、まさしく、スパイシーさも舌に感じます。
私は生姜のようなスパイシーさを感じましたが、これは淹れ方やその人の味覚の感じ方によっても変わりそうですね。
生産処理がウォッシュドのコーヒー豆ということで、すっきりあっさりフルーティーです。
(ナチュラル精製だとこってり濃厚になります)
スパイシーさと柑橘系の酸味が唾液を溢れさせ、ジューシーさを感じさせてくれるのかな、と思いました。
固形物を食べているのではないのにジューシーに感じるなんて、味覚って不思議だなと思いました。
中煎りと書かれていますけれど、アルケミストさんの中煎りは割と浅めだなと思います。
その浅めの中煎りの中でも、私が飲んでみた印象では、更に浅めに感じました。
酸味と甘みがしっかり出ていて、苦みの少ないコーヒーです。
このままでも美味しいのですが、更に美味しい飲み方を発見しました。
なになに?
高い豆だからそのままで……なんてケチケチせずに、砂糖とミルクを入れてしまうのです。
そんなことかい、なんて呆れずに聞いてください。
ちょっと興味が湧いて試しにまずは砂糖を入れてみたのですが、そうしたら化けること化けること。
酸味のあるコーヒーって、私、砂糖を入れるのには適さないと思っていたんです。酸味が更に強く感じられるようになってしまって、(MAYAは酸味が苦手なので)飲みにくくなってしまうかな、と。
実際、スペシャルティーコーヒーではない、雑味混じりの酸味があるコーヒーだと、砂糖を入れると飲みにくくなってしまいます。
けれどこの「ケニア・キアマバラAB」は違いました。
砂糖を入れると柑橘系のジュースに化けます。
酸味が「強くなる」のではなく「引き立つ」感じで、砂糖の甘さと対立せずに、まるで最初から甘いオレンジだったかのように、一体感のある甘さが口の中を幸せにしてくれます。
騙されたと思って一度砂糖を入れてみてほしいです。ミルクを入れるのが好きじゃなかったら、砂糖だけでも良いので入れてみてほしいです。最後の一口だけでも!
そして、ミルクを入れると完全にデザートです。
えぇ~何これ幸せ。
ってなりました。
ミルクと酸味、合わないかと思っていたんです。これは違いました。
酸味が邪魔しないカフェオレになるんです。ミルクが意外と合う。
なんだろう、オレンジのムースとか、夏にぴったりの柑橘系のケーキをイメージするような味でした。コーヒーですけれど。
フォームミルクを載せて、チョコソースを掛けても美味しいのではないかなぁと思います。
我が家にはチョコソースが無くて試せなかったので、もし試した方がいらっしゃいましたら、MAYAに味の感想を聞かせてください。
MAYA的にはもう少し酸味の抑えられた、苦味寄りのコーヒーの方が好みではありました。
けれど、酸味のあるコーヒーが大好きなMAYA母は「ケニア・キアマバラAB」をとても気に入って飲んでくれました。
高品質な酸味と、アレンジすることによってデザート風にもなるご褒美コーヒー、是非一度特別な時に試してみてください。
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