SCAJ2022、ローストマスターズチームチャレンジで北海道チームが大健闘

SCAJ2022 RMTC北海道チームアイキャッチ

過ぎ去りし2022年10月12日~14日の日程で、SCAJ2022が開催されました。

今回はそのSCAJ2022の中でも、ローストマスターズチームチャレンジに参加した我らが北海道チームについてお話しさせていただきたいなと思っています。

情報の新鮮さはなくなってしまいましたが、北海道チームの頑張りをここに永遠に残したく、筆を執っています。

10月のイベントの記事を12月に公開って、遅くなっちゃってごめんね。

そもそもこのブログの更新自体久しぶりになってしまって申し訳ないです。

SCAJ2022のローストマスターズチームチャレンジ(RMTC)では、北海道チームがオーディエンス大賞2位を獲得しました。

そもそもSCAJって何?」とか「RMTCってなぁに?」とか基本的なところから解説していきますので、ご存知の方は適度に読み飛ばしながらご覧いただけるとうれしいです。


目次

SCAJとは?アジア最大のコーヒー見本市!

SCAJって、コーヒークラスタをツイッターでフォローしていると毎年秋くらいに名前を聞くようになると思います。

私もずっと「何だろう?」と思っていたのですが、

日本スペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Japan)が開催する、アジア最大級のスペシャルティコーヒーの展示会

のことです。

正式名称は「World Specialty Coffee Conference And Exhibition」だとか。

「SCAJ展示会」「SCAJ2022」とか、単に「SCAJ」と略されて呼ばれることが多いです。

「SCAJ」と略してしまうと日本スペシャルティコーヒー協会の略称とも被るのですが、みんな文脈で判断しているようです。

日本国内外から、スペシャルティコーヒー関係者が出展したり参加したり。

2022年のSCAJ参加者は3日間で述べ44,052名に達したそうです。

開催場所も東京ビッグサイトだから、コーヒー界のコミケだねぇ。

発売前のコーヒー器具に先行して触れることができたり、おいしいコーヒーを試飲できたり、毎年大盛り上がりのSCAJ。

SCAJ2022の注目ポイントは、ファミリーマート(と粕谷さん)が出展されたことと、R&D ESPRESSO LABが出展されたことでしょうか。

R&Dさんはエスプレッソマシン・焙煎機などのコーヒーマシンの修理屋さんです。

大阪・関西圏の小さな修理屋さんとしてツイッターのフォロワーも数人のところからスタートしているのですが、先日東京支店を作るためにクラウドファンディングも行い、無事目標達成し、どんどん有名になっています。

R&D ESPRESSO LABの本田さんのSNS・ホームページはこちら⇒ Twitter / Instagram / ホームページ

SCAJは私も行ってみたいなぁ、楽しそうだなぁと憧れてはいるのですが、東京まで出かけるハードルの高さや参加したところで体力が持つのか問題(専業ライターになってから運動不足にますます磨きがかかっています)もあって、なかなか腰が上がらないのですよね。

いつかは参加してSCAJレポート記事を書いてみたいなと思っているので、未来の私がSCAJに参加できるように祈っていてください。


北海道チームが出場したRMTC(ローストマスターズチームチャレンジ)とは?

さて、話をローストマスターズチームチャレンジ(RMTC)に移します。

うんうん、ここからが本題だね。

RMTCはSCAJ内で行われる催し物のひとつで、地域ごとにチームを作り、課題のコーヒー豆をおいしく焙煎するイベントとなっています。

RMTCは焙煎人同士の交流を通じて、各人の焙煎テクノロジー構築、向上を目指すと同時に、相互の新たな情報交換やつながりを生むユニークなエキシビジョンマッチになります。
SCAJローストマスターズ委員会より

イベント上勝ち負けが存在し、チームに順位がつく場合がありますが、競技会ではありません

イベントの本質は焙煎人同士の交流と、そこから生まれる新たな可能性の模索ではありますが、やはり人間ですから、勝ち負けや順位は気になってしまうものですよね。目標にもしたくなるでしょう。

RMTC北海道チームも、毎年少しずつメンバーを変えながら、上位入賞を目標に頑張ってきたことと思います。

さて、2022年のRMTC課題豆はケニアのコーヒー豆です。

RMTC2022概要

2022年度テーマ:【お客様におすすめしたいケニアコーヒーの魅力とは?】

サブタイトル: これが我がチームのケニアだ!

イベント当日は各チームが焙煎したコーヒーを、ご来場のお客様に試飲を提供し、評価をいただきます。お客様には単に「美味しい」ではなく、「表示されたとおりのフレーバープロファイルがあり、且つ美味しく、ぜひ購入したい!」というコーヒーに投票していただき、オーディエンス大賞として上位2チームを表彰します。
また、招待審査員によるカッピング審査のスコアにて、審査員特別賞として上位2チームを表彰します。その後、上位のチームには、今回のコーヒーを仕上げるべく構築した焙煎テクノロジーについて、来場のお客様にわかりやすくプレゼンしていただきます。

課題豆:Kenya AB Gathaithi(ガタイシ)生豆協力会社 ワタル株式会社様

ケニアなら浅煎りでトマトジュースやカシスっぽい果実感を出すもよし、中煎りでスパイシーに仕上げるもよしだね。

その生豆のポテンシャルによって、適切な焙煎度や表現できるフレーバーも異なってくるでしょう。

各チーム、配られた30kgの生豆を使い、サンプル焙煎を繰り返しながら「これが自分たちのベストだ」と思えるコーヒーを焼き上げ提出します。

完成したコーヒー豆は、SCAJ会場での試飲のほか、50gずつパックにして販売も行われることとなります。


2022年の北海道チームはどんな人が参加したの?

そんなRMTCですが、北海道チームはどのような編成となっていたのでしょうか。

参加者は6名。

COFFEE STAND28 山口さん
SPROUT 峠ヶさん
SKY BLUE COFFEE ROASTERS 矢野さん
寿限無珈琲焙煎處
ONIYANMA COFFEE&BEER(現NODEへ独立) 米澤さん
ウトナイ珈琲焙煎所 吉本さん

SPROUTの峠ヶさんが代表者となり、チーム一丸となって焙煎を試行錯誤していました。

RMTC北海道チーム

札幌のロースターさんだけではなく、倶知安、帯広、苫小牧と道内各地に散っているチームメンバー。

メンバー全員が集まって一緒に焙煎やカッピングをするだけで大変だったと思いますが、皆さん素敵な笑顔ですね。

記事の後半で、もっと詳しくそれぞれのロースターさんやお店の紹介をしたいと思います。


RMTC北海道チームの健闘!ついにオーディエンス大賞2位を獲得

北海道チームは、以前は審査員特別賞で1位に選ばれたこともある、すごいチームだったそうです。

それがメンバーが変わり、一からチームを作り直し、信頼と経験を重ね、毎年少しずつ進化していきました。

きっと汗と涙と努力の物語があるのだと思います。

私はまだまだコーヒー初心者で、SCAJが何かも知ったばかりだし、RMTCにも今までアンテナを張ってはいませんでした。

私みたいなコーヒー沼の浅いところでちゃぷちゃぷ遊んでいるような人間もいる中で、「北海道のコーヒーをもっと盛り上げたい」と頑張ってきた方々がいること、なんだかとても尊いもののような気がします。

今までずっと知らずにいてごめんなさい。

RMTCのことを知らないような人も世の中にはたくさんいる中で、それでも北海道を背負って闘ってくれた北海道チーム。

積年の努力の甲斐があって、RMTC2022ではオーディエンス大賞2位を獲得しました。

RMTC北海道チーム

RMTCは競技会じゃない、勝ち負けじゃないといっても、うれしいものはうれしいよね。

北海道チームは「ケニアはブラックカラント!」を合言葉に意識して味作りをしていったそうです。

クリアでキツ過ぎない清涼感のある酸味、甘味、全体のバランスの良さを意識して、特に甘味にはこだわったそうです。

オーディエンスの皆さんには、きっとその目指したフレーバーが伝わったのでしょうね。

私も飲んでみたかったです。


RMTC北海道チームメンバーとお店の紹介

最後に、RMTC北海道チームのメンバーとお店の紹介をしたいと思います。

道内のおいしいコーヒー屋さん、情熱のあるコーヒー屋さんが知れるってことだね。

気になるお店があったら、ぜひお店に遊びに行ったり、オンラインストアでコーヒー豆を買ってみたりしてみてください。

どのお店もコーヒー愛に溢れた素敵なお店ですよ。


COFFEE STAND28 山口さん

COFFEE STAND28は札幌市白石区、サイクルロード沿いにあるコーヒー屋さんです。

COFFEE STAND28

RMTCに参加された山口さんは店主さんで、Qグレーダーの資格も持っています。

実店舗では、自家焙煎されたおいしいコーヒーとサンドイッチや日替わりのスイーツとのペアリングを楽しむことができます。

駐車場は1台のみですが、サイクルロード沿いということで、店内には自転車を置けるスタンドがあります。

これがまた格好いいんですよ。

店舗情報
住所:北海道札幌市白石区栄通18丁目6-5
SNS:Twitter / Instagram
ホームページ:COFFEE STAND28


SPROUT 峠ヶさん

SPROUTはJR倶知安駅前通りにあるロースタリーカフェです。

SPROUT OUTDOOR ESPRESSO

RMTCに参加されたのは店主の峠ヶさん。

SPROUTはニセコエリアの遊び場カフェ、と呼びたくなるようなワクワクする雰囲気のお店です。

カフェにはアウトドア系の本が置いてあったり、コーヒーだけじゃなくアウトドアにはもってこいのコーヒーグッズも取り扱っています。

店舗情報
住所:北海道虻田郡倶知安町北1条西3-10
SNS:Instagram
ホームページ:SPROUT


SKY BLUE COFFEE ROASTERS 矢野さん

SKY BLUE COFFEE ROASTERSは札幌のコーヒー界を牛耳っているげふん、札幌のコーヒー界では知らない人はいないだろうというほどの大御所ロースターさんです。

スカイブルーコーヒーロースターズ矢野さん

RMTCに参加されたのは店主の矢野さん。超有名焙煎士さんです。

Qグレーダー、コーヒーマイスターの資格を取得されていて、UCCのコーヒー競技会での優勝経験もあります。

ギーセン焙煎機をシェアローストとして貸し出してくださっている神でもあって、スカイブルーさんの焙煎機でコーヒーを焼いている自家焙煎ロースターさんも少なくないです。

店舗情報
住所:北海道札幌市白石区平和通16丁目北5-20
SNS:Twitter / Instagram
ホームページ:SKY BLUE COFFEE ROASTERS


寿限無珈琲焙煎處

寿限無珈琲焙煎處はお店としてはまだオープンしておらず、コーヒー好きが高じた寿限無さんが独自に焙煎技術を磨いています。

寿限無珈琲焙煎處

個人で焙煎機を購入し、帯広からはるばる札幌のコーヒー催事にも顔を出し、たくさんコーヒーの勉強をし、と精力的に活動されている様子を見ると思わず応援したくなります。

ツイッターでは盛大におふざけをしているように見えますが、中身は紳士。

実はこの記事も、ジュゲムさんのご依頼で執筆させていただいています。ありがとうございます。

店舗情報
実店舗なし
SNS:Twitter / Instagram


ONIYANMA COFFEE&BEER(現NODEへ独立) 米澤さん

RMTC2022出場当初はONIYANMA COFFEE&BEERに在籍し焙煎士として活躍していた米澤さんですが、2022年12月12日より独立し、NODEというお店を開きました。

NODE brew it

米澤さんはONIYANMA COFFEE&BEERの前店長の独立を機に、焙煎の後任となりました。

それ以来試行錯誤を重ねながら焙煎を極めていったご様子は、TYPICAのインタビュー記事にも詳しく載っています。

NODEではトップスペシャルティのコーヒーや変わった精製方法のロット、デイリーなロットなど幅広いコーヒーを扱うほか、軽食やデザートも提供されるようです。

まだ看板もない新店舗ですが、コーヒーの味は間違いないはずです。

私も早く遊びに行きたいです!

店舗情報
住所:北海道札幌市中央区南3条西3丁目3-2 第二田村ビル1階
SNS:Instagram
ホームページ:brew it


ウトナイ珈琲焙煎所 吉本さん

ウトナイ珈琲焙煎所は、パティスリーアンシャルロットの苫小牧支店にあります。

ウトナイ珈琲焙煎所

ウトナイ珈琲焙煎所でこだわりのコーヒーを焙煎しているのが吉本さんです。

お菓子屋さんの支店内ということでホームページの中でも探すのが難しいのですが(オンラインショップ内にコーヒー豆があります)、地元では人気のようで、Instagramの「#ウトナイ珈琲焙煎所」のタグは投稿が賑わっています。

例年秋に札幌で開催される丸井今井の珈琲マルシェでも、ウトナイ珈琲焙煎所はよく参加されているロースターさんのひとつです。

大きなお店ではないかもしれませんが、丁寧においしいコーヒーを作っているお店です。

店舗情報
住所:北海道苫小牧市ウトナイ北3丁目1-11
SNS:Twitter / Instagram
ホームページ:アンシャルロット


このような素敵なメンバーが集まって、2022年の北海道チームは始動しました。

オーディエンス大賞2位を獲得したからというわけではなく、私は北海道のコーヒーカルチャーが誇らしくて、大好きです。

札幌を中心に、近年ますます盛り上がっている北海道のコーヒーシーン。

年に何度も大きな催事も開かれ、その度にコーヒーラバーが集まり、幸せな笑顔を残していく。

特別なイベントの日も、そうでない日も、札幌の、そして北海道のコーヒーが大好きです。

毎日のコーヒーを支えてくださっている、コーヒー業界の皆さんには心から感謝をしています。

本当にありがとうございます。

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