コーヒーのアンチエイジング効果「老化を防ぐって本当なの?」

アイキャッチ コーヒーのアンチエイジング効果とは?

コーヒーに健康効果があるというのは、あなたも耳にしたことがあるでしょう。

「何かの病気になる確率を下げるんだっけ?」

「コーヒーを飲んだあとに運動すると何かいい効果があるんだっけ?」

けれど何の成分がどんな効果をもたらすのか、具体的にはご存知ない方も多いのではないでしょうか?

今日はそんなコーヒーの健康効果の中でもアンチエイジングにテーマを絞って、詳しく見ていきたいと思います。

アンチエイジングって女の人にだけ関係あるんでしょ?

と思ったそこのあなた。アンチエイジングは単に若いころの美肌をキープするだけではないですよ。

いつまでも若々しく、心身ともに健康でパワフルでありたいですよね。

やっぱり若いころみたいにはいかないなぁ

と一度でも思ったことがあれば、今日のテーマは要チェックですよ。


目次
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コーヒーが老化防止・アンチエイジングに役立つ3つの理由

近年、コーヒーにはさまざまな健康効果があることがわかってきました。

まだまだ研究途中だったり、「これからもっと詳しいことがわかるんだろうな~」と可能性を感じさせるような実験もあるようですが、

  • 総死亡率が10%下がる
  • 心疾患での死亡率が19%下がる
  • 癌の発症リスクが18%下がる

なんていう、衝撃的な研究データもあるみたいです。

(参考記事「過去最大級のコーヒー研究で、あらためてコーヒーの凄い健康効果があきらかに」)

(参考記事「1日5杯までのコーヒーで寿命が延びる」)

長生きしたければコーヒーを飲むといいんだね。

もっと身近な健康効果でいうと、コーヒーが便秘の改善に役立つというお話も。

「コーヒーが健康にいいんだな~」ということは、なんとなく伝わったかと思います。

そんなコーヒーの健康効果の中でも、今日はアンチエイジングに注目していきます。

アンチエイジングというと、あなたはどのような効果を想像しますか?

いつまでも若々しい美魔女みたいなイメージでしょうか?

フフフ……。この豆を砕いて煮出し、若返りの秘薬を作るのじゃ。

コーヒーのアンチエイジング効果は、お肌だけではなく、身体全体の細胞脳味噌を若々しく保つことにも役立つのです。

コーヒーで老化が防止できる理由は、この3つ。

  • ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」がシミの予防肌の水分量増加に役立つから
  • 「ニコチン酸」という成分が細胞の傷を修復して老化の進行を遅らせるから
  • コーヒーの何らかの成分によって、アルツハイマーの発症リスクが抑えられるから

これら3つの項目について、これから詳しく見ていきましょう。

コーヒーを飲んでも不老不死の魔女にはなれないから、そこは注意してね。


コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」で美肌をキープ

アンチエイジングに役立つコーヒーの成分、ひとつめがポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」です。

ポリフェノールといえばカカオやぶどうの皮に含まれていることで有名ですけれど、コーヒーにも多量のポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、それがアンチエイジングに役立つのです。

コーヒーの「クロロゲン酸」には、肌を若返らせる効果が期待できます。具体的には

  • メラニンの生成が抑制され、シミを防いでくれる
  • 肌(角層)の水分量がアップする

このふたつの美肌効果があります。

シミができるメカニズムですが

  1. 紫外線を浴びるとメラニン色素が生成される
  2. メラニン色素が皮膚の細胞に蓄積しシミになる

このような流れになっています。

ところがここにコーヒーの「クロロゲン酸」が加わると、抗酸化作用によりメラニン色素の生成が抑制され、シミを防いでくれるのです。

また、コーヒーの「クロロゲン酸」には、肌のうるおいをアップさせる効果も期待できます。

花王の実験では、女性50人に「クロロゲン酸」の抽出液を8週間にわたって飲ませました。

すると8週間後には、頬の角層の水分量が19%もアップしていたのです。

肌のインナーケアとして、コーヒーが有効っていうことだね。

「美白」と「うるおい」ふたつにアプローチするコーヒーは女性にうれしい飲み物ですね。

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細胞の傷を修復するビタミンB3「ニコチン酸」をコーヒーで摂取

アンチエイジングに役立つコーヒーの成分、ふたつめがビタミンB3の一種である「ニコチン酸」です。ただの「ニコチン」とは別物なので安心してください

「子どものころは傷の治りが早かったのに、大人になるとなかなか治らないなぁ……」なんてこと、ありませんか?

これと同じことが、細胞レベルでも起きているのです。

普段生活している中で、細胞にはたくさんの傷ができる。若いうちは細胞の傷はすぐに修復されるが、年齢を重ねるにつれ、細胞の修復が遅くなる。

細胞に傷が蓄積する=老化が起こる

細胞の傷を修復する物質は「NAD」という物質です。

この「NAD」は、若いころには体内にたくさんあるのですが、加齢によって減少してしまいます。

コーヒーに含まれる「ニコチン酸」は「NAD」の材料となるため、「NAD」が増えることで細胞の傷が修復される=老化を防ぐことができるというわけです。

  • コーヒーを飲んで「ニコチン酸」を摂取する
  • ニコチン酸が「NAD」を作ってくれる
  • 「NAD」が細胞の傷を修復して老化を防ぐ

コーヒーを飲むと、細胞レベルで若返るってことだね。

極端に言ってしまうとそうなりますね。

「NAD」の減少は、老化関連疾患の原因のひとつともいわれているそうです。

毎日のコーヒー習慣が病気を予防するなら、ぜひ積極的に飲みたいですね。


コーヒーを飲むとアルツハイマーの予防になる?

コーヒーのアンチエイジング効果で最後に注目したいのが、アルツハイマーの予防効果です。

1日3杯~5杯のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べてアルツハイマーと診断されるリスクが65%も低下したという研究報告もあります。

  • カフェインが効いている?
  • ピロカテコールという成分の影響?
  • やっぱりクロロゲン酸がいい?
  • フェニルインダンという成分がよさそう?

などなど、コーヒーのどの成分がアルツハイマーの予防に役立っているのか、特定はまだできていないようです。

中にはカフェインによるものだと推察している研究もありますが、一方でデカフェのコーヒーでもアルツハイマーの予防効果があったとする研究もあります。

カフェインレスコーヒーでも、アルツハイマーの予防効果はありそうって思っておいていいのかな。

「日中はカフェインあり、夜はカフェインレス」のように、両方をバランスよく飲んでおけば更に安心でしょうね。

アルツハイマーなどの認知症に関する研究は、少しずつ進んできているとはいえ、まだまだわからないことが多いのが現状です。

アルツハイマーの研究が進むにつれて、コーヒーの研究もきっと進むでしょう。

私たちの大好きなコーヒーが、医学の面からもよい扱いをされる日が楽しみですね。

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アンチエイジングに役立つコーヒーの飲み方

以上、コーヒーのアンチエイジング効果でした。

コーヒーの3つのアンチエイジング効果をまとめると

  • コーヒーは美肌に効果がある
  • コーヒーは細胞の傷を修復する
  • コーヒーはアルツハイマーの予防に役立つ

という3つの効果が期待されます。

コーヒーを飲まない理由はないね。

大切な人にも飲ませてあげたいですね。

コーヒーのアンチエイジング効果を知ったところで、気になるのが飲み方ですね。

「どれくらい飲んだらいいの?」

「どんなコーヒーを飲んだらいいの?」

と気になる方も多いでしょう。

正しい飲み方というものがあるわけではないですが、調べていく中で、このような傾向が見えてきました。

  • 1日3杯くらい飲むといい
  • デカフェコーヒーを飲んでも効果は変わらない
  • クロロゲン酸は浅煎りの方が含有量が多い
  • ニコチン酸は深煎りの方が含有量が多い

1日1杯のコーヒーからアンチエイジング効果は期待できますが、多くの研究では「1日3~5杯のコーヒーを飲む人」と「まったくコーヒーを飲まない人」を比較して実験しているものが多いようでした。

1日1杯だとまったく飲んでない人との差が小さいからかな?

はっきりと効果が現れてくるのが、1日3杯からなのかもしれませんね。

カフェインの耐性には個人差がありますから、「飲み過ぎるとドキドキしてしまう」「夜眠れなくなってしまう」という人は、カフェインレスコーヒーを併用するといいでしょう。

カフェインレスコーヒーでも、アンチエイジング効果は普通のコーヒーと変わらずに得られるそうです。

それから、浅煎りを飲むか、深煎りを飲むか問題ですが、焙煎度によって得られる成分が変わってくるようです。

クロロゲン酸がたくさん摂れるのは浅煎り、ニコチン酸がたくさん摂れるのは深煎り。

どちらのアンチエイジング効果も欲しいな~と思ったら、浅煎りと深煎りを交互に飲むとか、間を取って中煎りを飲むとか、異なる焙煎度をミックスしたブレンドを飲むとかがいいのでしょうか?

ちょっと大変になってきたね。


コーヒーには健康効果・アンチエイジング効果がありますが、コーヒーはやっぱり嗜好品だよなぁとMAYAは思います。

「アンチエイジングのため!」と頑張って1日に何杯もコーヒーを飲んで大変になってしまったり、自分の好みとは違う焙煎度を選んだりすると、コーヒーが楽しくなくなってしまうと思います。

「1日3杯飲むといい!」と言われても、MAYAは無理せず1日1~2杯のペースで飲むでしょう。

浅煎りを飲みたいときに浅煎りを。深煎りを飲みたいときに深煎りを飲むでしょう。

それでいいだろって思います。

「好きな飲みものを飲んで、さらにアンチエイジング効果が得られたらラッキー」くらいの気楽な考え方でいいと思っています。

コーヒーは自由なものです。

コーヒーは楽しいものです。

コーヒーの世界をのびのびと旅していく中で、さらに宝物を拾えたらラッキーなんだと思います。

このブログでは、みなさんにコーヒーの楽しさを知ってほしいと思っています。

なので、あんまり「○○しなきゃ」と気負わずに、コーヒーを楽しむ中でおまけで健康効果も手に入れてほしいです。

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